高齢夫婦間のDVが増加  60代以上加害者3年で2倍超

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http://www.47news.jp/news/2014/05/60_3.html

記事要約

高齢夫婦間のDVが増加している。群馬県警が2013年の1年間に把握したDVのうち、加害者が60代以上だったケースは150人に上り、統計の残る11年(69人)の2倍をついに超えた。DVに対する認知が進み、潜在的な被害が表に出たことが要因とみられる。ただ、依然として報告に至らない被害者も多いとみられ、県警は「DVは重大な人権侵害。深刻化する前に相談してほしい」と呼び掛けている最中だ。 

疑問

未だに報告に至っていないDV被害者はどれくらいいるのか?

考え、主張

高齢者間のDV被害が増加し、過去3年と比べると2倍以上にもなっているというのだ。しかしよくよく調べてみると、被害そのものの数が増えたのではなく、その被害を警察に届け出ている人の数が増えたという話なのである。よってこれは問題の改善という面では一歩前進と呼べる事例なのではないだろうか。ドメスティックバイオレンスというのは報告に至りにくいという特徴でよく知られる。その原因はボーダーが判断しづらいということに尽きると思われる。一部のあからさまなものを除いて、当事者はもちろん周囲の人や場合によっては警察すらも、判断に困る例が殆どだ。しかし、今回のニュースで、そういった状況が少しづつ改善されている兆しが見えたように思う。それには昨今のDVという言葉の認知度もかかわっているのだろう。問題の対処はまず認知から。あとは、DV被害を最小限に抑える対処が必要だ。

その他

特になし