京都府内未確認の海鳥、公家宅に捕獲記録

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http://www.47news.jp/news/2014/04/post_20140428150140.html

記事要約

京都府内で確認された記録がない海鳥「エトロフウミスズメ」が、江戸時代後期に京都の公家宅で見つかっていたことが、名古屋大大学院教授の調査で分かった。当時の本草学者が残した写実性の高い筆致と繊細な色使いの図が決め手になった。

疑問

なぜ記録のない鳥の種類を今回同一だと判断できたのか。

考え、主張

今まで未確認であった非常に珍しい海鳥「エトロフウミスズメ」がこの度発見された。その発見場所となったのはなんと今から100年以上前、江戸時代後期のある邸宅でだったのだ。このエトロフウミスズメという鳥は特徴的な外見をしており、実際に見ていないと書けないであろう特徴が見つかった当時の文献に散見されたために同一の種が当時見つけられ、捕獲されていたと結論付けられる運びとなった。そう、なんと100年も前に現在まで未確認である異鳥が捕獲されていたのだ。これは驚きである。しかし当時の本草学者そんな現在において騒がれる発見をしていたとは思っていなかっただろう。当時はまだ、確認情報がまとまっていなかったこともあり、ただ「綺麗だ」ぐらいにしか思ってなかったのではないだろうか。時折、個人の感覚的な趣味が発見に結びつくこともあるのだ。それは、素敵なことだと思う。

その他

特になし